お寺の隅っこよりゲス双子がお送りします。

血縁関係じゃないのになぜか容姿も中身も似ている仲良し2人組がただただゲスいことを会話するっていう。

寺雑談『夫婦のセックスって難しい。』

朝からちょっとヘビーな話を書きまっせ。

 

更新担当の寺です、おはようございます。

相方の隅ちゃんは絶賛恋の始まり期で、とてもキラキラぽわぽわしています。

とてもとても羨ましい。今一番楽しいんじゃないかな。うまくいってほしいと心から願ってます。

 

 

さて、私の話。

 

私、子持ちの人妻なのですが、昨日旦那さんから夜の営みに誘われました。

私は眠っていたのですがゆすり起こされました。

子どもの寝かしつけの流れで私も眠っていたのですが、旦那さんは帰りがとても遅かったので、ちょうど夕飯を終えて休憩して寝る準備ができた辺りのタイミングだったのでしょう。

ゆすり起こされて、「ねぇ」「しないの?」と低い声がぼんやりとした中で私の耳に届きました。

たしかに起きてる時に、今日はしようと約束したんだけど。

 

 

子どもが生まれてからの、この夜の営みへの誘われ方が私はちょいちょい苦痛で、そもそも私の性欲はムードに左右されるため、

『よっしゃ!子どもが寝た!今のうちにするぞ!』

みたいな、まぁきっとどこのご家庭もそうなんだろうけど、そんなムードもへったくれもないセックスに移行するまでの流れにも度々肩を落としていたのです。実は。

それに加え、基本的に子どもの寝かしつけは私の役割で、その間旦那さんは何をしているかというと、

“子どもが寝てセックスができる時間にタイマーをかけて自分はちょっと睡眠をとる”

という。どうなのこれ。

私は起きてます。寝かしつけしてるので。

そして子どもがようやく寝て、私もうつらうつらしている辺りで例のタイマーが鳴り、眠りつつある私に低い声がかけられるのです。

「ねぇ、起きてんの?しないの?」

 

疲弊。睡魔。

何回か寝たフリしたことがありますが、断って機嫌が悪くなられると嫌なので受け入れる時もありました。なんとか気分を高めて。

 

少し前までプチセックスレス状態だった我が家。頻度は月に一回あるかないか、産前から産後にかけて一年半ほどレスっていた時期もありました。私のメンタル面が整ってないってのと子育てへの疲弊で体がついていかないってのがあって。

その後少し回復するも、上記の事情により私の性が満たされない夜を重ね、月に一回あるかないかの頻度になっていたのですが、

このままじゃ女として枯れるのでは、と思い、最近は少し回数を増やしていた…

のですが…、

誘われ方からセックスの導入から最中に至るまで、終始私の脳内に(なんか違う、なんか違う)というテロップが流れ続ける始末。

それでも脳内妄想と(私は感じてる!エロいことをしてるんだ!)という自己洗脳によりなんとか事を終えていたのですが、

昨日ついに胸を弄ばされている最中、

一向に濡れない下の方と、段々とクリアになっていく頭の中に気付き、

 

「ちょっと濡れないや…ダメだ…」

 

と、初めて行為を中断したのです。

 

胸から離れる手を見送り、顔をあげると「???」という表情になっている旦那さんの隣に座り直し、ずっと思っていたことを打ち明けました。

 

 

 

私も何を言ったのかハッキリ覚えてないけど、多分以下のようなことをつらつら言ったような気がします。

 

・胸の触り方が嫌だ。下から両方ガッと掴んでAVみたいに左右にプルプルさせるのやめてほしい。

・たしかに胸は弱いけど、手っ取り早く胸を責めて濡らそうとしないで。前戯が前より遥かに雑。

・キスもなんかやだ。髭が痛い。

・とにかくセックスに持ち込むまでの全てが嫌で苦痛がすぎる。

その他etc.

 

抱えていたものを言うことが緊張だったから何をどう喋ったか覚えてないし、相手を傷つけるだろうなと思いながら喋るのにもかなりパワーを消費した…。

私が喋ってる間、旦那さんは隣で「うん…うん…」と静かに相槌をうち、最終的に「どうしたらいいんだ…難しい」と言ってました。

 

そうだよなぁ、難しいよなぁ。

こういうのってセンスというか、自分の性癖と相手の性癖の相性というか、相手が求めてることを察する能力というか、うん、難しいよねぇ…。

私が言ってることはワガママなのかもしれないなぁと、しょんぼりしてる顔を見て、

「ごめんね…傷つけたね…ごめんね」

と言いました。

 

 

多分みんな、ここでセックスは中断されて気まずい雰囲気のままそれぞれのベッドに戻るところを想像してると思うし、私もそのつもりだったのですが、

しょんぼりとする旦那さんを見てると段々と可哀想・申し訳ない気持ちになってきて、なだめて謝りながら元気を回復させ、

そのまま抱かれました。

やっぱりなんだか違うなぁと思いながら。

旦那さんは満足そうでしたが。

 

 

そうか、難しいか。

やっぱり難しいよね。

 

 

単調なリズムで揺れる天井の常夜灯を眺めながら、明日の朝は何時に起きようかと考えてました。

運動するなら早起きしなきゃな…。

でも、疲れたからなぁ…。

明日も仕事だしなぁ…。

 

 

床のどこかに放り投げられ行方不明になってしまった赤いレースの下着。

引き出しの中に揃えられた上下セットの綺麗なランジェリー達は、旦那さんにはすぐに取り払われてしまうし、何かこれは性的に意味を成すアクセントになっているのかどうかわからないんですよ…。

 

えっと、これって誰のために揃えたんだっけ。

 

 

 

そのあと、とにかく泥のように眠った私は、久々に寝坊することとなりました。

毎朝の日課の運動もしてないや。

 

旦那さんはとっても優しいです。

きっと私を愛しているだろうし、

私も旦那さんと子どもを愛しています。

大切で手放すわけにはいかないんだけど、

 

 

なんだか満たされないのは私がワガママだからなのでしょうかねぇ…。

癒されたいな、ときめきがほしいな、

なんて、いいお母さんなら言っちゃいけないのかもしれないなぁ。

 

 

とにかく疲れました。

言いたかったこと言ったけど、多分そう変わらないと思います。